当院では、長年に及ぶ臨床経験をもとに、YNSA(山元式新頭針療法)・日本鍼灸医学・最新の徒手医学による効果的で安全なアプローチを提供しています。

より確かな施術を提供するために、定期セミナー及び専門領域の研究を深め、技術の研鑽に努めています。

日常生活を不快にする原因は、長年をかけて作り上げたものになります。症状や体質を改善するには、一定期間治療を続けることが改善への近道です。治療をすすめていくうちに、日常生活のあらゆる場面で「あれ、今までとは違う!」といった改善へのきざしを感じるようになります。
「治る力と生きる力」がぐっと高まり、健康が回復してきます。治療計画が終了する頃には、疲れを感じたら治療を受けるだけで、体調を維持できるようになります。 
健康を取り戻し、回復する機会を呼び起こします。

当院の施術 効果・効能

ヒトのからだ は、大きな骨から、小さな細胞まですべて恒常的な リズミカルな動き があります。 例えば心臓の収縮/拡張、 呼吸作用の吸気/呼気、カラダの化学的性質の同化/異化作用、睡眠と目覚め、脳のリズムなど一定のリズミックな交換が身体で営まれています。

からだの 動き が平衡状態にあるとき、『健康』であるといえます。

この 動き が妨げられるとき、健康はさまざまな影響を受けます。疾病・ストレス・外傷などを誘発しやすい状態になります。

からだは秩序だった動きの中で、自己修正し、健全を取り戻す機能をもっていますが、患者さんだけでは必要なことが出来ない場合、 もともと起っているプロセスに沿い、手助けする必要があります。 当院では、問題の根本原因をみつけ、最適な経絡経穴(ツボ)、刺激量、刺激方法を選択することにより自己修正を手助けし、本来の健全な働きを取り戻すきっかけを提供します。

ソフトな刺激で、神経性にあるいは体液性に影響を与え、生体反応のゆがんだ平衡状態を調整します。
こちらは『いのちの輝き』の著者であるフルフォードD.O.が開発した振動を用いた施術法。身体全身に使用することができる非常にソフトな施術法となります。眠ってしまうほどの気持ちの良い刺激で、効果も大きい施術法です。

当院での施術法一覧

• YNSA(山元式頭鍼療法)

当院では、開院後15年過ぎた頃より、脳や神経の働きと深い関係がある「痛み」や「自律神経による不定愁訴」、「麻痺」などで来院される患者さんが多くみられるようになりました。『何とか患者さんにできないものか』と悩み、定期セミナー及び鍼灸専門領域の研究を深める中で、医療大国であるドイツ、またブラジルを中心にアメリカ、オーストラリア、フランスなど世界14か国以上が医療に導入する、宮崎県の山元敏勝(やまもと としかつ)医学博士が考案したYNSA(山元式新頭針療法)を提供するに至っています。

「YNSA」は脳を刺激して、中枢神経や脳のさまざまな器官、自律神経や脳神経に大きく働きかけます。よってこれらの症状に、大きな効果をもたらすことがはっきりとわかります。

「YNSA」では、手や足など体の部位とつながる【基本点】、額にある目、鼻、耳、口につながる【感覚点】、大脳や小脳、脳幹とつながる【脳点】、心臓、胃、肝臓といった内臓につながる【Y点】、視覚や嗅覚、聴覚などの感覚や顔面の筋肉をコントロールする視神経や三叉神経、顔面神経などにつながる【12脳神経点】などを用い、さまざまな症状にアプローチします

・参考文献 『あきらめなければ、痛みも麻痺も、必ず治る!』 /山元 敏勝先生/ソレイユ出版

• はり(鍼)

「人間のからだには、左右十二対の経絡というルートがあり、その内と外を、気血営衛といった人間の活動のもととなるエネルギーが流れています。この循環がとどこおりなく行われているとき、人は健康ですが、この気血営衛が一箇所でもとどこおったり、あり余ったり、不足したりすると、そこに痛みや病気が起こります。そのようなときに鍼や灸を適当なツボに行なうと、気血の過不足を調整し、エネルギーの流動がなめらかになり、本来を取り戻します。」

使用する鍼は直径がわずか0.25mm以下で、髪の毛より少し細いくらいです。完全滅菌された使い捨て用の鍼ですので安心です。また鍼施術の際にも、皮膚の奥までさすわけではなく、わずか1ミリから2ミリほどです。チクッとした感覚を持つことがありますが、刺入後数秒で痛みは感じなくなります。鍼がどうしても苦手だという方には、鍼をささない治療法もご用意しています。

はり治療器具
• お灸

古くから『灸は急に効く』といわれています。このことは、歯が痛い時に特定のツボにお灸を施すと、そのお灸をすえ終わる頃には、歯の痛みがすっかりなくなっているということを経験したときに、この即効性を表現することばとして、言い表したものです。

またこれとは逆に古くから『灸百日』ということばがあります。これは例えば膝が冷える・足が冷えるといったような訴えに対し、根気よく永くすえているといつのまにか足の冷えることを忘れていたといったものがあてはまります。これなどは、なかなか治らない慢性病が、頓挫してしまうことをあらわしています。

その他に『灸は病を根切れにする』といったものは、風邪を引くたびに必ずのどがはれてしまうとき、一年以上お灸をすえたところ、風邪をひかなくなったり、のどの腫れもなくなってしまったといったことを現しています。

施灸の実際

当院では、お灸の治療にあたり、適切な経穴の検出、施灸量を考慮し、施術を行います。直接的にツボを熱刺激する際には、もぐさと皮膚の間に灸点紙シールをあて、1ミリ以下の穴を通して熱刺激を行います、多少赤くなることはあっても、目立つ痕を残すことはありませんので、ご安心下さい。

・参考文献 『お灸で病気を治した話 第8集』 /深谷伊三郎/鍼灸之世界社

• 鍼通電

脊髄性の鎮痛の目的のための鍼通電。少し専門用語となりますが、「疼痛局所をさすると痛みが止まる」といったAβ線維を介したゲートコントロールに基づく脊髄性の鎮痛機序を賦活します。

脳性の鎮痛の目的のための鍼通電。脳を活性化するために手や足に2Hz〜10Hzの鍼通電を行い、痛みに関連した線維を興奮させます。下行性疼痛抑制系を賦活する手や足などの遠隔部への鍼治療。

• 平田氏(十二反応)帯 熱針刺激療法

当院での臨床における患者さんとの会話の中で、「縦の線【経絡】だけでなく、横のおび【反応帯】も出ていますね」という現象が、表題の電位的な領帯にあたる平田式十二反応帯です。

平田式十二反応帯

人体発生学の原体節に遡る【体表ー内臓間反射】の一つデルマトーム(皮膚節)に似た平田式十二反応帯は、原始的な分節療法として大きな威力を発揮してくれます。

1920年代に京都府立医科大学に学んだ平田内蔵吉先生は、西洋医学を捨て、家庭療法の普及運動家として生きた人です。内臓体性反射の理論や様々な体表刺激療法、生物の電位的な証明、および東洋医学の考え方を組み合わせて、独自の平田氏(十二反応)帯という分布区域を考案しました。

 体幹、四肢、頸部、頭部、顔面はそれぞれ12の円筒状に区分されます。
12の円筒状は気管支・肺・心臓・肝臓・胆のう(膵臓の外分泌部)・脾臓(膵臓の内分泌)・胃・腎臓・大腸・小腸・膀胱・生殖器の各ゾーンに分けられます。

平田式内蔵十二反応帯と、縦の線経絡の組み合わせにより、東洋医学的診断や鍼灸治療ポイントを割り出すことが可能となります。

体表から内臓に作用を及ぼす各領帯の治療ポイントに、セラミック電気温灸器・使い捨てはりを使用します。

• パーカッション・バイブレーター

『Touch of Life(邦題:いのちの輝き)』の著者であるロバート・フルフォードD.O.が開発した回転運動を上下運動に変換したマッサージ器具。

生命としての人体は、「電磁場的な存在」であるといえます。その一面として現代医学においても特定の電磁場の周波数を用いて骨や皮膚の再生の提案がされています。

組織にダメージが起こると、電流が生じ身体の組織に「傷や凹み」が残されます。本アプローチでは、異常なトラウマをみつけてチューニングし、かたよりのない状態にします。

• 打鍼法

打鍼は無分斎(小河無分)という禅僧が創始したとされ、安土桃山時代に御薗意斎(みそのいさい)により理論化されたといわれる方法です。『打鍼の本意は腹ばかりに用いて…』とあるように、おもに腹部の治療に用いられます。手法も小槌と鍼をつかって打ち込む日本独自の鍼術です。「トントン トントン✖️2」と太鼓のような昔から伝わる独特のリズムがあり、心地よい響となります。当院で用いるはり先は卵型になっており、皮膚を貫かない鍼尖形状になっております。

「振動の効果を使ってお腹の滞りをとり、五臓六腑を調整し、自己治癒力を引き出し、疾病の改善に導く鍼」

以上のようなアプローチ法を組み合わせて鍼灸治療します。東洋医学による治療法は、現代医学的な病名にこだわりなく東洋医学からみた異常所見に従って鍼灸治療します。