50歳代のケース。夕食後デザートに4等分したリンゴを食べようとしたところ、突然口が開かなくなりその日のうちに来院。
調べて明らかになったことは
- 口を開けてもらうと、指1本分がようやく入る程度
- コリっとなる関節の雑音
- 上向きで寝てもらうと、首のねじれが顕著にでる
- 左足の第4番目の足指先に圧痛あり
- 過去に顎、頭部を強打したなどの外傷なし
- 嚥下時痛(-)、虫歯(-)、発作性の激痛(-)
施術
YNSAによる、合谷診、首診、腹診にて複数の反応点を確認。YNSAのプロトコルに沿い複数本鍼によるアプローチ。YNSA Y点「胆のう」への鍼アプローチ数秒後、開口してもらうと指3.5~4本は入るぐらいに改善。
コメント
顎関節の問題は、顎関節単独の問題ということは稀で、多くは身体全体からもたらされるしわ寄せの結果です。今回のケースはYNSA Y点「胆のう」で顕著な改善を得られました。
顎関節の構造的位置だけを調整してもなかなか改善しないなどのケースの際には是非当院にご相談下さい。