ストレスが起こる状態であると、ぴんと張った緊張は全身において感じられます。 人によっては心臓近く、またはお腹に、骨盤においてもつよい緊張を感じるかもしれません。

リズミカルな動きの停滞状態は、とくに自律性器官の活動性、運動性のブロックをもたらします。
—交感神経系が優位—短縮・末梢からの血流の引込め・青白さ・痛み・不安
—副交感神経系が優位—伸張・《動脈系の》充血・リラックス・喜び

さらには、この停滞状態にあることは、腹部の緊張による呼吸作用の機能低下にもつながります。
(つよいストレスを予想したとき を想像してみてください)
「本能的に人は息を飲み、この状態を続けることになります。しかしこの状態をし続けることはできないので、やがてふたたび息を吐きます。」しかしながら不完全で浅い息を吐くことは、横隔膜における制限をつくりだすこととなります。
呼吸作用の低下があれば、それだけ生命維持にたいして必要とされる量を生み出すだけの酸素を供給することも難しくなります。そのほか横隔膜の動きの制限は、右方の肝臓(血液の復興をもたらす器官)、左方の脾臓(防衛の器官)などにも影響を与えます。

このようにストレスに特有の固着は、運動の流動性の制限、自律性の慢性の不均衡、呼吸作用の機能低下をもたらします。

鍼灸治療は、リラックス効果を促す最適なアプローチ法です。当院ではこのような−からだの秩序の乱れをもたらすものに対し、全身の筋骨格・東洋医学的な観点からのバランスを整え、本来の状態へと導きます。

• YNSA(山元式頭鍼療法)

「YNSA」は脳を刺激して、中枢神経や脳のさまざまな器官、自律神経や脳神経に大きく働きかけます。よってこれらの症状に、大きな効果をもたらすことがはっきりとわかります。

「YNSA」では、手や足など体の部位とつながる【基本点】、額にある目、鼻、耳、口につながる【感覚点】、大脳や小脳、脳幹とつながる【脳点】、心臓、胃、肝臓といった内臓につながる【Y点】、視覚や嗅覚、聴覚などの感覚や顔面の筋肉をコントロールする視神経や三叉神経、顔面神経などにつながる【12脳神経点】などを用い、さまざまな症状にアプローチします。

• パーカッション・バイブレーター

『Touch of Life(邦題:いのちの輝き)』の著者であるロバート・フルフォードD.O.が開発した回転運動を上下運動に変換したマッサージ器具。

生命としての人体は、「電磁場的な存在」であるといえます。その一面として現代医学においても特定の電磁場の周波数を用いて骨や皮膚の再生の提案がされています。

組織にダメージが起こると、電流が生じ身体の組織に「傷や凹み」が残されます。本アプローチでは、異常なトラウマをみつけてチューニングし、かたよりのない状態にします。