脊柱管狭窄症の原因
脊柱管狭窄症は脊柱管という背骨に位置する
脊髄の通る部分を圧迫されることで発症します。
脊柱管狭窄症は50歳代より増え始め、高齢になるほど発症率が高くなります。また成長期のありすぎるスポーツ活動などはすべり症の原因となります。
広く考えた解釈での脊柱管狭窄症には、脊柱管を構成する椎体・椎弓・椎間板・靭帯の肥厚などの変性のために脊柱管狭窄を生じる疾患が包含されるので、椎間板ヘルニア・脊椎すべり症・変形性脊椎症・腰椎圧迫骨折なども含まれます。
脊柱管狭窄症の症状とは?
腰痛・お尻の部分の痛み・痛みと痺れ感などを伴います。また特徴的なことは、これらの痛みや痺れ感が起立や歩行によって出現・増悪し、ついには立ち止まって休息しなければならなくなることです。腰をかけたり、何かを支えに腰を曲げたりすることにより、症状が軽快する、これを「間欠性跛行」と呼びます。
脊柱管狭窄症の一般的な治療法
▶︎ 鎮痛薬の処方:脊髄/末梢/脳レベルの鎮痛薬の処方
▶︎ 装具療法:コルセットやシルバーカーの使用
▶︎ 物理刺激・温熱刺激・マッサージなどの触圧刺激・運動
▶︎ ブロック療法
当院での脊柱管狭窄症へのアプローチ法一覧
• YNSA(山元式頭鍼療法)
「YNSA」は脳を刺激して、中枢神経や脳のさまざまな器官、自律神経や脳神経に大きく働きかけます。よってこれらの症状に、大きな効果をもたらすことがはっきりとわかります。
「YNSA」では、手や足など体の部位とつながる【基本点】、額にある目、鼻、耳、口につながる【感覚点】、大脳や小脳、脳幹とつながる【脳点】、心臓、胃、肝臓といった内臓につながる【Y点】、視覚や嗅覚、聴覚などの感覚や顔面の筋肉をコントロールする視神経や三叉神経、顔面神経などにつながる【12脳神経点】などを用い、さまざまな症状にアプローチします。
• 鍼通電
脊髄性の鎮痛の目的のための鍼通電。少し専門用語となりますが、「疼痛局所をさすると痛みが止まる」といったAβ線維を介したゲートコントロールに基づく脊髄性の鎮痛機序を賦活します。
脳性の鎮痛の目的のための鍼通電。脳を活性化するために手や足に2Hz〜10Hzの鍼通電を行い、痛みに関連した線維を興奮させます。下行性疼痛抑制系を賦活する手や足などの遠隔部への鍼治療。
• パーカッション・バイブレーター
スポーツや事故などの怪我、過去の骨折などにより組織にダメージが起こったことに起因するような場合には、異常な歪められたちからを取り除くため、パーカッション・バイブレーターやマグネットを使用します。
ロバート・フルフォードD.O.が開発した回転運動を上下運動に変換したマッサージ器具。
生命としての人体は、「電磁場的な存在」であるといえます。その一面として現代医学においても特定の電磁場の周波数を用いて骨や皮膚の再生の提案がされています。
組織にダメージが起こると、電流が生じ身体の組織に「傷や凹み」が残されます。本アプローチでは、異常なトラウマをみつけてチューニングし、かたよりのない状態にします。
• 平田式十二反応帯
平田式内蔵十二反応帯により脊髄レベル(脊髄・内臓)の鍼治療を進めます。
電位的な異常をともなう障害分節(デルマトーム)へセラミック電気温灸器・使い捨てはり、円皮針などを使用し、脊髄性の鎮痛を図ります。
• 深谷式お灸法
お灸の治療にあたり、適切な経穴の検出、施灸量を考慮し、施術を行います。直接的にツボを熱刺激する際には、もぐさと皮膚の間に灸点紙シールをあて、1ミリ以下の穴を通して熱刺激を行います、多少赤くなることはあっても、目立つ痕を残すことはありませんので、ご安心下さい。
以上のようなアプローチ法を組み合わせて鍼灸治療します。東洋医学による治療法は、現代医学的な病名にこだわりなく東洋医学からみた異常所見に従って鍼灸治療します。→腰部の問題でお困りの方は是非ご相談下さい。